2026年度 ご寄付の活用先について
2026年度、皆様からお寄せいただいたご寄付は、以下の二つの重点事業に活用させていただいております。各事業の進捗状況および会計報告は、情報公開ページにて随時公開してまいります。
活用先① AIリテラシー教育の基盤づくり
AIリテラシーとは、AIを使いこなす技術のことではありません。AIと共に生きる時代においても、人として大切にする価値を失わず、自ら判断し、自ら行動する力を育てること。その軸となるのがNSV(価値の軸)とSP(行動の軸)です。詳しくはAIL検定のページをご覧ください。
1. AIL検定(AIリテラシー検定)の設計・運営
国民基礎級(一般市民・中高生)/実務実践級(社会人・自治体職員)/教育者級(教員・研修講師)/制度設計級(行政担当・制度設計者)の4つの級を設計しています。2026年度は級構成・出題基準・評価方法の設計フェーズであり、受験受付の開始時期はAIL検定のページでお知らせします。一般的なAI検定が「知識・操作・効率」を測るのに対し、本検定は「価値・判断・責任・行動」を、「知識・判断・記述・実践」の4本柱で評価します。
2. 教育者研修
軸を持った大人がいなければ、子どもへの教育は機能しません。まず教育者と実務を担う大人が運用できる状態をつくり、その完了後、子どもたちへ展開します。研修カリキュラムは全20時間・5期構成(思想理解/AI基礎理解/教育方法/評価方法/実地実践)です。
3. 東京大学との連携によるAIリテラシー教育研究事業
東京大学大学院 渡邉英徳 教授との連携協定に基づき、急速に進展するAI技術に対し、社会全体のリテラシー向上を目的とした教育研究を共同で推進いたします。
ご寄付の具体的な活用内容:
- 検定の出題・評価基準の設計および運営費
- 教育者研修カリキュラムの開発・実施費
- AIの倫理的活用に関する教育カリキュラム開発費
- 学生を対象とした実践的インターンシッププログラム運営費
- 産学連携によるAIリテラシー教材の開発および無償公開費用
活用先② 文化遺産の保全・記録
文化財のデジタル化は、単なる写真撮影ではありません。3Dスキャニング、フォトグラメトリ、色彩情報や素材情報の精密な記録を通じて、その空間全体をデジタル空間に再現します。記録は特定の管理者に依存しない分散ネットワークで管理し、改ざん不能な状態で保存します。技術基盤の詳細は保全活動のページをご覧ください。
1. 歴史的建造物のデジタルアーカイブ
重要文化財の高精細3Dデータ化、経年変化を記録するモニタリングシステム、研究目的でのデータ公開基盤の構築に取り組んでいます。World IDとの連携により、AIによる生成データではなく、実在する人間による真正な記録であることを保証します。
2. ONE WORLD 学術アーカイブ事業
当財団がこれまで実施してきた文化事業(築地本願寺・浅草神社・三井寺・東京タワー等)の全記録を、東京大学大学院 渡邉英徳 教授の監修のもと、学術的な文化アーカイブとして体系化いたします。
ご寄付の具体的な活用内容:
- 歴史的建造物の3Dレーザースキャニングによる計測・記録費用
- ブロックチェーン技術によるアーカイブシステムの構築・運用費用
- 参加アーティストの作品に係るデジタル証明書の発行費用
- 研究者・教育機関に対するオープンアーカイブ公開のためのインフラ整備
継続的なご支援のお願い
これら重点事業の継続的な運営には、皆様からのご支援が不可欠です。一口のご寄付が、教育と文化の未来を支える大きな力となります。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
※ 令和8年度(2026年8月〜2027年7月)の事業計画書・収支予算書は公開準備中です。公開済みの計画・予算は情報公開のページをご覧ください。